エネルギーは心技体へと均等に



 では、実際に変化するためには、行動しなければなりません。


 行動とは練習することばかりが頭に浮かんでしまいますが、これだけは不十分です。勝つために必要なものは心技体です。ということはこの心技体の、すべての面で変化しなければなりません。ですから行動も同じです。あなたの「勝ちたい」「うまくなりたい」というエネルギーを技術だけでなく、身体や考え方にも均等に注ぐ必要があるのです。あなたは均等にエネルギーを注いでいますか? 考え方の変化はどうですか?



  桜木花道が入部した湘北高校はインターハイ出場を果たして一回戦を突破。二回戦では高校バスケット界で君臨する山王工業高校に挑戦することになりました。前半を36対34でリードして終わったものの、後半開始にあたって安西監督がみんなに言った言葉は




「技術も・・・気力も・・・体力も・・・、持てるものすべて・・・、すべてをこのコートにおいてこよう」




   というものでした(第26巻171㌻)。

  勝利を手に入れるには心も技も身体も必要ということの表れです。普段からいつもこの3つを意識してエネルギーを投入してください。



  技術はうまくなったけれども、考え方は変化(成長)していないというのでは勝てません。



  山王戦では苦労するものの、幾度となく流れを作り出し、接戦に持ち込む原動力に花道と流川がなり、会場にいる観客に感動を与えます。花道は得意のリバウンドだけではなく、ディフェンスでもチャージングをとるなどの活躍ぶり、流川はマッチアップの相手、沢北との“1on1”を通して自身の中での変化を見つけ、チームを動かすのです。その2人を見ながら神奈川県のナンバー1チームである海南大附属高校の1年生で2人のライバルでもある清田が次のように言ったのです。




  「どんどん変わっていきやがる!!」




 これこそ最大の賛辞であり、この変化こそ勝利につながることになるのです(第30巻31㌻)。




 みなさんも今一度、変化のため、自分の持つエネルギーを心・技・体に均等に注ぎ込んでみてはいかがですか? 

 

  そうすれば、今までと違った何かが見えてくるかもしれません。そして、その変化を大いに楽しむという考え方の習慣を身につけてみることをお薦めします。その気でチャレンジしたとき、あなたはどのくらいの変化をすることができるでしょうか? 私も楽しみです。